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2008.10.14
"どうも、みなさん、こんにちわ。" カシマ<ブッキングマネージャー>
ここに登場するのは初めてですね。ブッキングマネイジャーのカシマです。
僕は基本的にスケジュールで文章を書いているのでこんなところにまでしゃしゃり出るのはどうかと思ったのですが、10/2に行われたイベントがあまりにも素晴らしかったので、惜しくも見逃した人の為に、駄文ではありますが、
少しでもその時の感動が伝わればと思い筆を執らせて頂きました。

10/2木曜日に行われた「5MANSELLS btl.+α」。グッドマンではもうお馴染みのお二人、
石橋英子さんと山本達久君の主催イベントだったのですが、
いや〜見事にお店ブッキングでは実現し得ない見事なイベントでした。
まずは、この日のスゴイメンツをズラっと御紹介します。
前出の石橋さんと達久くんに加えて、七尾旅人さん、ウリチパン郡や元voredomsの千住宗臣さん、
世界的に有名なスティールパン奏者、町田良夫さん、10月に復活が決まったNATSUMENのSAX奏者でもあり、
最近は曽我部恵一バンドなどでも吹いている加藤雄一郎さん。
はい、ここまでが告知されていたメンバーです。
スケジュールやフライヤー上は and more surprise guest!!となっていたんですが、
ホントにサプライズなゲストが登場しておりましたね〜。
まずは、ウィーン在住の音楽家で映像作家でもあり、画家でもあり、映像作家でもあるというManuel
Knappさん。
彼が操る楽器はエフェクター。
しかも、ギター用のコンパクトエフェクターというやつですね。
それをズラーっと並べて、剥き出しのピックアップを灰皿等で叩いたりした音を音源になんとも立体的なノイズを
鳴らしておりました。
彼のノイズが各人の演奏に乗っかるとなんとも立体的な表現になるのです。 美しいノイズでした。
そして、当日このイベントの為だけに広島から鈍行列車でやってきた桝本航太さん。
知る人ぞ知るという方ですが、今回の「極東最前線」のコンピにも入っておりますので
みなさん、 チェックしてみてください。
普段はブレークビーツ+ギターという手法で演奏しているらしいのですが、この日はとても美しいギターと歌を
聴かせてくれておりました。
そして、ふら〜っと遊びに来るかもと聞いていた外山明さんが、ホントにふら〜っと現れていました。
もちろん、来方はふら〜っとですが、演奏はスゴイもんでした。
さてさて、という、え〜っと総勢9名のスゴイミュージシャンたちが何も決めずにふらりと集まって
ゆるゆると演奏を開始したのが19:15。
まずは、外山さんを抜かした8名全員がステージに上がって(この時点ではまだ外山さんがいらっしゃっている事は
お客さんには知らされていませんでした。)8人の中の何人かづつで即興していく第1ステージ。
誰かが抜けると誰かが入るというリレー的な即興だったのですが、各人のキャラクターといいますか、
カラーがハッキリとでたパートでした。
バトンがリレーされる度に何か新しいストーリーが紡がれ変化していく。
全く力で操作していないリラックスした音のグラデーションでした。
面白かったのは、意外にも七尾さんが切り込んでくると曲が破壊的(というかSCUM)な雰囲気になる事。
この人、意外にPUNKだな〜と思いました。
第1ステージが予定よりも短く終わってしまった為、急遽行われたデュオ大会で、初めてお客さんに
外山さんの参加が告げられてどよめくフロア。
まずはその外山さんとスティールパンの町田さんのセッション。
町田さんは、エレクトリック・スティールパン(こうゆう物が世の中に存在していた事をこの日初めて知りました。)を使っていたのですが、これが最早打楽器とは言い難い代物で、まぁ、元々のスティールパンからして、打楽器なのに
メロディーが弾けるいう反則楽器ですが、更にエレクトリックですから、シンセサイザー並の使いよう。
時々、出てくるドーンという低音はアナログではちょっと出せない周波数でした。
これに、外山さんのいつものあのリズムもビートもBPMも拒否した、ドラムという楽器に本来の仕事をさせない
独特の演奏が絡むのですが、いや、これは観ないと分かりませんね。
音というのは空気の振動なのだと改めて思う瞬間が何度かありました。
そして、デュオ演奏第2弾だった筈の千住さんとKnappさんによるドラムとノイズのセッションだったのですが、
神の啓示を受けたのか途中から七尾さんが乱入。
さすがに神の啓示を受けただけ有り、見事に七尾ワールドにしておりました。
千住さんのドラムは繊細さと大胆さのメリハリが素晴らしく、どどどっとカオスになったかと思うと
小さな音で繊細にビートを刻んだり壊したり。
そこに鋭角に切り込むノイズと七尾さんのサンプラー。
未来のSFの様でもあり太古の音楽をカットアップしたHIP HOPの様でもあり。
個人的には、このユニットが一番好みでした。破壊的で。
順番は前後しますが、このオマケユニット大会はあといくつかありまして、桝本んvsドラマー4人とか、
加藤くん+桝本さん+外山さんとか。
なんですが、全部書いていると大変な長さになってしまうので泣く泣く割愛させて頂きます。
さて、本編といいますか、第3ステージとなりました。歌のステージ。
ここでは、石橋さんの曲5曲と七尾さんの曲5曲を曲ごとにメンバーが入れ替わり立ち替わりして
セッションしていくというもの。
普段の石橋さんや七尾さんの曲がこのメンバーでどんな風に再構築されるのかが見物でしたが、
やっぱり、即興というのはテクニックだけではなく、センスといいますか。 表現力といいますか。
各人が、元々の曲の世界に新しい風をちょっとづつ吹き込んでいく感じ。
いや〜、素晴らしい。
即興やインプロビゼーションを何だか難しい、テクニカルな表現だと思って敬遠していた人、
全然違いますよ!
最後、せっかくだから全員でと言ってやった、七尾さんのライブではもうお馴染みのあの、場内を真っ暗にして、
ライブ会場から原っぱへ、原っぱから雲を越えて宇宙まで行ってしまう、あの「ワンダフルワールド」の壮大さは
単なるテクニックだけでは表現しきれない感動がありました。
結局、全ステージが終了したのが22:30。
3時間ちょっとの長丁場でしたが、これでもかという位いろいろな表現を見せつけられた夜でした。
石橋さんと山本くんと「面白かったから、また絶対やろう」と言って別れたので、いつになるか分かりませんが、
第2弾もきっとあると思いますので、今回見逃した方、次回は何をおいても来た方が良いですよ〜。
癒しと感動が得られますから。
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